お正月から

娘の里菜がお正月に帰って来た!!妹のももかといっしょに。家に遊びに来てくれた。ちょっとだけ寂しそう。何かあるのだろう。お爺さんに反対されるのが心配なのか?写真をいっぱい撮ってそれをスマホに保存しておいて。それらの写真に彼の写真が写っていたらしい。僕には見せない。父親はもう90歳になるから。写真を見てもなんのことかわからないが。それでも孫娘が。本気で見せてくれるのがわかったらしい。彼が出来たの!この人だよ!よくみて。この人が里菜の彼だよ。僕は遠くからそれらを聴いた。それでも。どんな人でも。いっしょに話しをしたり。いっしょにご飯を食べたり。いっしょに。側にいてくれたりしてくれるだけで。娘が嬉しければ良いと思った。僕がいっしょにいるよりも。彼が出来て。いっしょにいる方が。良いのに決まっている。僕としても。都会の片隅で孤独感を味わっているかもしれないと思っていたから。孤独感の中に彼が出現してくれて。それはそれで良かった。誰でも。たとえば女の子の友達でも。誰かが居てくれれば。それが何よりだから。